「パンク・シャンソン」

 渡辺さんご出演のリーディング公演。見に行ってきました。普段なら見に行かないタイプのものなので楽しかったし新鮮です。朗読ってもしかしたら私ははじめてかもしれない。そんなことはないか。

水夏希ドラマティカルシリーズ リーディングvol.1 『パンク・シャンソン』~エディット・ピアフの生涯~

2017年5月2日 19:00開演、5月5日13:00開演@よみうり大手町ホール
CAST:水夏希、福井貴一(5/2 19:00)、山路和弘(5/5 13:00)、アラン・パットン(アコーディオン演奏)
日替わりゲスト:渡辺大
構成・演出:鈴木勝秀
チケット:8900円
ジャンル:朗読劇

t-onkyo.co.jp

感想

 恥ずかしながら本当に音楽含め様々な方面に疎いので、エディット・ピアフさんを「名前聞いたことあるかもしれない」くらいにしか認識していませんでした。あとで調べたんですが、いくつか聞いたことのある曲があったなというくらい。
 なんというんだろう……なかなか……すごい人生だな……みたいな。雑な感想。

 うーん、一回目はもちろん初見なので新鮮でした。人ひとりの一生を語るものだったので内容量がすごい。ぶわっと情報が押し寄せる感じ。あとピアフがなかなかその……精神が……こういう言い方は良くないですけどメンヘ…って感じで、体力使いました。観ている私が。疲れたな。

 今回は感情移入するタイプではあまりなかったかな、と思います。もちろん感情移入できないからだめというわけではないです。私が感情移入大好きなだけなので……

 でも何より水夏希さんの歌がすてきだったな〜。「♪〜もう いいよ もう 後悔しない」みたいな歌……ちょっとあとで曲名調べますけど、あの歌は特に感動してしまいました。お声も好きだったな! 迫力があって凛としていて好き。胸の奥をぐっと鷲掴みにされるような感覚がしました。あとはなんだっけ、〈アコーディオン弾き〉とかかな。
 ピアフは身長の低い女性だったそうですが、水夏希さんはすらりとした長身で本当に美しい方だなと思いました。黒のドレスに黒のハイヒール。かっこいい〜! かっこいい女性が好きなので目の保養でした。え!? 本当に素敵だったな!? 2回観てよかったってしみじみしてきました。ほぼ等身大ピアフのマネキンと並ぶと本当に身長差がすごかったです。

 ピアフの人生を音楽と、彼女を取り巻く男性たちから描いた、という作品だったように思います。渡辺さんと福井さん・山路さんは、それぞれピアフの周りの男性たちの代わる代わる演じていきました。

 印象的だったのは、ピアフは感情豊かで……というか感情の起伏もわりと激しく演じられていたのに対し、男性たちはあまり感情的ではなかったことです。抑えめのお芝居というか。私はそういう印象を受けました。演出だと思うんですけど違ったら恥ずかしいな!
 台詞では結構強そうな感情だけど、読み方はわりと淡々としている気がしました。ピアフを引き立たせるためかな。

 よかったんですけど、渡辺さんのお芝居を浴びたい!(?)と思っていた私にはちょっとだけ物足りなくも思いました。でもお声が真っ直ぐで本当に素敵です。何度も言ってるけど。
 あと淡々としたお芝居は渡辺さんで見るのは何だか新鮮な気もしました。

 2日はオペラを使わず全体を、5日は渡辺さんを中心にオペラで細かい表情などを観ていました。渡辺さん、読んでいないときの、なんだろう、身体性っていうのかな。何だか惹きつけられました。
 足を組み替えたり、腕や手を組んだりして他の演者……ピアフ(水さん)やアランさん(アコーディオン奏者の方)に視線を向ける。その真剣な表情が……美しかったな……べた褒めしちゃうの恥ずかしいな(照れ)

 最初は2回観なくても……なんて思ってたんですけど、今思うと観てよかったなと思います。本当に。エディット・ピアフさんの人生は激動でしたけど、作品全体は穏やかで優しい雰囲気がありました。全体をあとから考えるとね。観てる最中はピアフの感情がきついよ。
 でもそれは、それまでの人生を、ピアフが振り返るという形で展開されていたからかもしれないです。

 演者として(ピアフは歌い手として、の要素が強いですが)ファンを持つ立場の人間の生き方……ファンに対する姿勢も作中で語られていて、おたく的にはちょっとだけウッとくる部分もあり面白かったです。


lineblog.me

lineblog.me


okitayo.hatenadiary.jp